PACHIRA GUIDE
パキラの育て方
水やり・置き場所・植え替えの基本
手のひらを広げたような葉と、すっきりとした樹形が魅力のパキラ。小さな卓上サイズから存在感のある大型株まで流通し、住宅やオフィス、店舗など幅広い空間に取り入れやすい観葉植物です。比較的育てやすい植物ですが、長く元気に育てるためには、十分な明るさを確保し、土の状態や季節に合わせて水やりをすることが大切です。このページでは、観葉植物専門店cocohaが、パキラの置き場所、水やり、冬越し、肥料、植え替え、葉が落ちる・黄色くなるなど不調時に確認したいポイントまでわかりやすく解説します。
01 / ABOUT PACHIRA
パキラとは
パキラは、細長い小葉が手のひらを広げたように付く特徴的な葉と、すっきりと伸びる樹形が魅力の観葉植物です。幹を自然な姿で育てたもののほか、複数の幹を編み込んだ仕立てなども流通しています。
コンパクトな株は棚やデスクに置きやすく、大きな株はリビングや玄関、オフィスなどの床置きグリーンとして楽しめます。葉の広がりに対して幹がすっきりしているため、比較的大きな株でも空間へ取り入れやすい植物です。
丈夫な観葉植物として紹介されることも多いパキラですが、暗い場所に長期間置いたり、土が湿った状態を続けたりすると株が弱ることがあります。「育てやすい=どこでも同じように育つ」わけではないため、光・水・温度のバランスを意識して管理しましょう。
02 / LIGHT & PLACE
パキラの置き場所と日当たり
室内では、窓から適度な光が入る明るい場所を基本に管理します。暗い場所でもすぐに枯れるとは限りませんが、光が不足した状態が長く続くと、生育が弱くなったり枝が細く伸びたり、葉が落ちたりすることがあります。
一方、室内で育てていた株を急に強い直射日光へ移すと、葉が傷むことがあります。屋外へ出す場合や、より日当たりのよい場所へ移動する場合は、急激に環境を変えないよう注意します。
また、エアコンや暖房の風が葉へ直接当たり続ける場所は避けます。窓際は季節によって光や温度の条件が変わるため、一年を通して同じ場所に固定するのではなく、植物の状態を見ながら調整してください。
リビングや玄関など、室内の場所ごとの考え方は「観葉植物の置き場所」でも詳しく解説しています。
03 / WATERING
パキラの水やり
パキラの水やりは「何日に1回」「週に何回」と回数を固定するのではなく、土の乾き具合を確認して判断します。植物が元気に生育している時期は、土が乾いてきたことを確認してから、鉢底から水が流れ出る程度までしっかり与えます。
受け皿に水が残った場合は、そのままにせず捨てます。土が常に湿った状態では根を傷めることがあるため、水を与えることだけでなく、土が適度に乾く時間をつくることも大切です。
土が乾く速さは、鉢の大きさや素材、用土、日当たり、風通し、室温、季節などによって変わります。そのため、暖かい時期と寒い時期で同じ間隔の水やりを続けず、そのときの土と植物の状態に合わせます。
葉にほこりがたまっている場合は、柔らかい布などでやさしく拭きながら、葉の色や傷み、害虫がいないかなども確認するとよいでしょう。
04 / WINTER CARE
冬越しで気をつけたいこと
パキラは暖かい環境を好むため、冬は冷え込みに注意します。日中は明るく暖かい窓際でも、夜間になると外気の影響を受けて温度が大きく下がることがあります。
寒い時期は生育が緩やかになり、暖かい時期よりも土が乾くまで時間がかかります。夏と同じ感覚で水を与え続けず、土の状態を確認して水やりを調整してください。
暖房を使用する室内では、エアコンやヒーターの温風が直接当たらない場所を選びます。寒さを避けることだけでなく、暖房による乾燥や急な環境変化にも気を配ります。
冬に葉が落ちた場合は、水不足だけでなく、低温、日照不足、水の与えすぎ、置き場所の変化なども含めて確認しましょう。
05 / FERTILIZER
パキラの肥料
肥料は、パキラが元気に生育している時期に使用します。液体肥料や緩効性肥料など種類によって使用量や与える間隔が異なるため、使用する肥料の説明を確認してください。
葉が黄色くなった、葉が落ちている、株に元気がないといった場合に、すぐ肥料を追加する必要はありません。不調の原因が光不足、水の与えすぎ、低温、根の傷みなどであれば、肥料を与えても原因の解決にはなりません。
まず置き場所や水やり、土や根の状態を確認し、植物が元気に生育していることを確認したうえで肥料を使用します。
06 / REPOTTING
パキラの植え替え
長く同じ鉢で育てていると、鉢の中で根が増えたり、用土の水はけや通気性が変化したりします。鉢底から根が出ている、水が以前より染み込みにくい、株に対して鉢が小さく不安定になったなどの状態が見られたら、植え替えを検討します。
植え替える鉢は、現在の根鉢に対して必要以上に大きすぎないものを選びます。大きすぎる鉢では土の量が増え、水分が長く残る場合があります。
用土には、水はけと通気性を考えた観葉植物用の土などを使用します。植え替えは植物が生育しやすい暖かい時期に行うのが基本です。
鉢から抜いたときには根の状態も確認します。黒く傷んだ根や根詰まりなどがないかを見ることで、その後の管理を考えやすくなります。
07 / TROUBLE
葉が黄色くなる・落ちる・元気がないとき
パキラの葉に変化が出たときは、ひとつの症状だけで原因を決めず、土の状態や置き場所、最近の環境変化などをまとめて確認することが大切です。
葉が黄色くなる
土が長く湿っている、光が不足している、寒さの影響を受けている、根が傷んでいる、古い葉が更新されているなど複数の可能性があります。黄色い葉だけを見るのではなく、土や新芽、幹など株全体を確認します。
葉が落ちる
光不足、水やりの過不足、低温、急な置き場所の変更などが影響することがあります。購入直後や季節の変わり目に葉が落ちた場合は、それまで育っていた環境との違いも確認してください。
葉が垂れる
水不足で葉が垂れる場合がありますが、土が湿った状態なのに葉が垂れている場合は、根が傷んで十分に水を吸収できていない可能性もあります。土が濡れている状態で追加の水やりを繰り返さないようにします。
枝が細く長く伸びる
光が不足した環境では、枝が光を求めるように細く長く伸び、葉と葉の間隔が広くなることがあります。樹形が間延びしてきた場合は、置き場所の明るさを確認しましょう。
幹や根元に異常がある
幹や根元が以前と比べて不自然に柔らかい、土が長期間乾かない、株全体の元気がなくなっているといった場合は、根や幹が傷んでいる可能性も考えられます。水を追加する前に、土の湿り具合や根元の状態を確認してください。
08 / HOW TO CHOOSE
パキラを選ぶときのポイント
パキラを選ぶときは、植物の高さだけでなく、幹の太さや仕立て方、枝の広がり、葉の付き方など株全体のバランスを確認します。同じサイズでも樹形によって印象は大きく変わります。
卓上や棚に置く場合はコンパクトな株、リビングやオフィスで床置きする場合は高さのある株など、置きたい場所を先に決めておくと選びやすくなります。
編み込み仕立てや自然な一本立ちなど、幹の仕立てによっても雰囲気が異なります。インテリアとの相性を考えながら好みの樹形を選びましょう。
通販では植物だけの高さではなく、鉢を含めた全体サイズや横幅、掲載写真を確認すると、実際に置いたときのイメージをつかみやすくなります。
PACHIRA CARE CHECK
育てるときに確認したいポイント
□ 明るさを確保できる場所に置いているか
□ 土の乾き具合を確認して水やりしているか
□ 受け皿に水を残したままにしていないか
□ エアコンの風が直接当たっていないか
□ 冬に窓際が冷え込みすぎていないか
□ 葉が落ちたときに、光・水・温度・環境変化をまとめて確認しているか
INTERIOR & CARE GUIDE
パキラを室内で楽しむ
すっきりとした樹形のパキラは、リビングやオフィスなどさまざまな空間に取り入れやすい観葉植物です。植物の飾り方や日常の管理については、cocohaの観葉植物ガイドもご覧ください。
FIND YOUR PLANTS
観葉植物を探す
パキラをはじめ、観葉植物は一鉢ごとに樹形や葉の付き方が異なります。掲載写真やサイズを比較しながら、置きたい場所やインテリアに合う一鉢を探してみてください。




